ヤマハから四気筒として初の400ccモデルを開発し、発売されたのか今回紹介するXJ400。発売された1980年から製造終了を迎えた1984年までバランスのとれた操縦性能とヤマハらしいスタイリングで人気を獲得、現代にも旧車として根強い人気を獲得し続けています。
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ヤマハXJ400とは?
ヤマハより1980年から1984年まで販売されていたヤマハ初の四気筒空冷エンジンを搭載させたモデルがXJ400です。このXJ400の呼び名は『ペケジェイ400』とも呼ばれています。
ライバル車にはカワサキZ400FX、ホンダCB400four、スズキGSX400Fなどの名車揃いでこの年代のバイクシーンを競い合ってきています。現代にもこの4車種は根強い人気を獲得して競い合うライバル車となっています。
ヤマハらしいスタイリングと安定した操縦性能でとてもバランスのとれた高性能なバイクとも言われており、乗りやすさも高い評価を受けています。
ヤマハXJ400のスペック紹介
ヤマハXJ400のスペックを下記の表にまとめて紹介します。
メーカー | ヤマハ |
全長×全幅×全高 | 2,060mm x 760mm x 1,130mm |
ホイールベース | 1,405mm |
タイプ | ネイキッド |
フレーム | 鋼管ダブルクレードル |
エンジン | 4G0型 398(51.0×48.8mm)cm3
空冷4ストローク2バルブDOHC直列4気筒-圧縮比9.5
|
排気量 | 398cc |
最高出力 | 45ps/10,000rpm |
最大トルク | 3.5kg.m/8,000rpm |
サスペンション前・後 | 前:テレスコピック/コイルスプリング・後:スイングアーム/コイルスプリング |
ブレーキ前・後 | 前:油圧式ダブルディスク・後:機械式ドラムブレーキ |
燃料タンク容量 | 16.0L/予備容量3.5L |
燃費 | 52km/L |
ヤマハXJ400中古価格紹介
XJ400の中古相場の平均を下記の表にて紹介します。
旧車の価格にしては非常にお買い求めやすい価格帯となっていますので、XJ400は楽しみやすい旧車、絶版車といえます。
ヤマハXJ400のレストア価格
旧車を購入するのに気になるのはレストア価格が気になると思います。修理パーツは高いのか、工賃はいくらくらいとられるのかなど現行車にはない旧車ならではの悩みがでてきます。
ヤマハXJ400のレストア価格を目安として『10万~50万』となっており、車両の状態からパーツの仕入れ価格、どこまでレストアするのかというのでも変わってくるのでこの値段でできるところまでしてというのが一番頼みやすいでしょう。
レストアにも種類があり、セミレストア、レストア、フルレストアとあるので自分の出せる金額の範囲でしながら楽しむというのも旧車の楽しみ方の一つです。
ヤマハXJ400の年式別紹介
ヤマハXJ400は1980年から1984年まで販売されており、マイナーチェンジやカラーリング変更をしながら進化し、第一世代、第二世代とあります。そのヤマハXJ400を年式別に詳しく紹介していきます。
ヤマハXJ400 1980年初期型
XJ400 Ⅰ型と呼ばれ、機種コード4G0、車体打刻開始番号4G0-000101(この打刻番号が若い番号ほど高い価格jで取引されることが多い)、1980年に発売が開始され、新車価格41万円とその年代では割と高価な価格で発売されました。
カラーリングはブリリアントレッド、クリスタルシルバー、ニューヤマハブラックの3種類がラインナップされました。
1,405mmという長いホイールベースは750ccクラス並みのですが、操縦性を見込んだハンドルポジションと低く設定されたシート高で乗りやすいと高評価を獲得していました。
ヤマハXJ400 1981年Ⅱ型
初期型から1年、マイナーチェンジとして登場。機種コード5M8、新車価格は43,2万円と初期型よりも高い設定価格にされています。
このマイナーチェンジにより導入されたYICS(燃焼効率向上システム)というもので価格が上がったと考えられます。それに伴いシリンダーヘッドカバーとクランクケースカバーにYICSのロゴを記載、ディスク板にスリットが入れられています。
カラーリング変更はなく、初期型のカラーリングのまま販売されています。型番のみ、XJ400Dと記載されているものもあれば、XJ400Eと記載されている車両もあります。
ヤマハXJ400D 1981年6月モデル
前のモデルXJ400Ⅱ型の2ヵ月後に発売されたモデルで、機種コード5M9、新車価格は45,2万円と価格設定も上がっています。
このマイナーチェンジで変更された点は、左右2本の4本出しマフラーが特徴的で、全モデルでもあったYICSを導入し更なる燃費向上を計っています。それに加え、フロントのディスクローターは穴あきとなりエンジンはブラックアウト、角型ミラーに変更、セミエア・タイプのフロントフォークにリアアジャスタブルダンパ採用。ヘッドライトに12V60/55WのH4ハロゲンバルブに変更されました。
ヤマハXJ400L 1983年教習者仕様
このモデルは自動車教習所向けに発売されたモデルで、一般的には販売されていません。機種コードは39N、1983年に発売されカラーリングはクリスタルシルバー1色のみのラインナップでした。
第二世代モデル ヤマハXJ400Z/Z-S 1984年
上記が第一世代モデルの紹介で、ここからがXJ400第二世代モデルの紹介になります。
第一世代と大きな違いは、空冷エンジンから水冷エンジンが搭載されました。水冷化されたことで最高出力が55馬力にアップしています。その他に新タイプのモノクロスサス、スタビ付きバリアブルダンパーのフォークが搭載され、ネイキッドタイプであるXJ400Zとショートカウルを装着されたXJ400Z-Sの2タイプがラインナップされました。
ヤマハXJ400Z-E 1984年最終モデル
XJ400という名に終止符を打った最終モデルであり、前モデルから1年経たずにマイナーチェンジされ販売されました。
変更点は、フレームマウントのアッパーカウルとアンダーカウルを装着、それ以外に大きな変更はないという形のマイナーチェンジでした。このモデルでヤマハXJ400という歴史は終止符を打ちますが、その後も人気を獲得し続けて現在にも根強い人気があります。
ヤマハXJ400のおすすめカスタム紹介
バイクに乗るならもちろん考えるであろうカスタム。
旧車であることからノーマル車にこだわる方も非常に多いですが、カスタムされる方も多いXJ400のカスタム方法は無限大にあります。
そこで、XJ400におすすめのカスタム方法を紹介していきます。
XJ400におすすめカスタム【族車カスタム】
好んでされる方の多い族車カスタム。ゴテゴテのカスタムカラーにアップハンドル、3段シートに爆音マフラー。ゴテゴテに決まったそのスタイリングはまさに族車カスタムです。
これで街中に出れば注目されること間違いなしです。
XJ400におすすめカスタム【カフェレーサーカスタム】
かなりおしゃれに決まるカフェレーサーカスタムは抜群の存在感を醸し出します。
セパレートハンドルにカフェレーサー用にカスタマイズされた外装で、走りに行かずにはいれなくなる。そんな気分にさせてくれるカスタムです。
時代を感じさせてくれるヤマハXJ400
ヤマハ初の四気筒空冷エンジンを搭載したXJ400。時代を感じさせてくれながらも、現代車にも負けないくらいパワフルな走行性能と操縦性でバイクに乗るという鼓動と興奮を奮い立たせてくれるそんなバイクです。
旧車の中でもお買い求めのしやすい価格帯ではあるので、旧車を楽しむということでもハードルが低く乗りだしやすいのでとてもおすすめのバイクがXJ400です。
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