価格が上がり続ける絶版バイク市場。中でも上がるとここまで上がると予想されていなかったゼファー400、中古がいくらなのかを紹介していきます。価格高騰したゼファー400の中古相場を紹介したあとは、少しでも安くゼファー400を購入する方法も紹介です。
ゼファー400について紹介
1989年4月に当時のレーサーレプリカブーム全盛期に突如登場したカワサキ・ゼファー400。いたって普通のネイキッドタイプで空冷でカウルもなし、そして46馬力という当時の高性能主義の中では一際目立つ存在になる。レーサーレプリカ時代よりも前、Z2やZ400FXといったネイキッド世代に大ウケで大ヒット。それからは1990年には750ccモデル、92年には1100ccモデルのゼファーも発売される。その後、1996年に空冷4気筒初の4バルブ化を果たしたゼファーχにモデルチェンジ。その後2009年まで続くロングセラーモデルとなり、最終モデルのファイナルエディションは現在では当時販売価格よりも高い価格で取引されている。
ゼファー400のスペック
ゼファー400のスペック(1995年式参考) | |
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排気量 | 399cc |
全長×全幅×全高 | 2100mm×755mm×1100mm |
ホイールベース | 1440mm |
車両重量 | 202kg |
燃費(1km/L) | 38,0 |
最高出力 | 46ps |
最高出力回転数 | 11000rpm |
最大トルク | 3,1kgf・m |
燃料タンク容量 | 15L |
ゼファー400の中古価格
カスタムやノーマル、状態、車検があるかないか等でも車両価格は変わるのですが、100万円近い車両価格がほとんどです。
特別なカスタムやレストア状態によっては200万円を超える車両もあります。これはあくまでもバイクショップで購入した場合の中古価格ですので、ヤフオク!やメルカリなどのオークションサイト、フリマなどの媒体で仕入れることも可能です。しかし、バイクショップで購入したバイクはしっかりと整備された車両であったり、最低限の整備をされた状態で購入できる安心感もあります。
自分で整備ができる、急に動けないようになった場合にも対処ができるという方はヤフオク!やフリマ、個人売買で購入しても問題はないでしょう。
オークション価格はいくら?
ゼファー400の中古価格は100万円近い車両価格になっていましたが、ヤフオク!などのオークションではいくらくらいなのか調べてみました。
相場・50万円~
ジャンク車両などは除いておおよそ50万円くらいからが目安になってきます。それ以下のゼファー400はそのまま乗れない、レストア必須車両が多いと見受けました。
オークションでバイクを購入する場合、現物確認などはした方がおすすめです。
ゼファー400が価格高騰する理由
ゼファー400が価格高騰する理由は以下が挙げられます。
- 絶版バイクになった
- 東京リベンジャーズのドラケン効果
- 空冷400cc
- コロナによる一人趣味需要
まずは絶版バイク、旧車と呼ばれる存在になってきたことでしょう。ゼファー400も生産が終了して初期モデルとなれば34年前のバイクになります。ゼファーχでも生産終了から14年もの歳月が経過、もう旧車です。
そして、あの大ヒット漫画、アニメである東京リベンジャーズのドラケンが乗っているということから人気が爆発している効果もあります。ドラケン仕様のゼファー400は白の火の玉でDragonの模様が入った特別仕様。
しかも、ゼファー400は空冷モデル、空冷独特のサウンディングはたまらない、ファンは非常に多い。そして、さらに価格高騰を加速させた出来事が一人趣味の増加であります。コロナ禍によりこれまでの生活が一変。友達と遊びにも行けなくなった時期もあった中、リターンライダーの方やニューライダーの方がバイクという選択肢を見つけました。その結果バイク需要が高まり、ゼファー400、そのほかのバイクも価格高騰するという現象が起きてしまったというわけです。
ゼファー400が一気に価格高騰した理由、いろいろなことが重なりグンっと中古価格が上がったということになります。
カワサキ最後の空冷!!ゼファー
カワサキ最後となる空冷モデル「ゼファー」2009年にゼファーχファイナルエディションとして終止符を打たれた。今後も再生産をすることはあり得ない。
Zシリーズの中でも、レーレプ時代に西からの新風として登場したゼファー400、決して機能性があるわけでもなく、すべてがスタンダード。それがいい。ゼファー400は乗車したライダーに必ず有意義なツーリングライフを迎えてくれることは、愛機として乗っている筆者が言うのだから間違いない。
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