2000年代後半以降に登場したかっこいい車9選!国産車から欧州車まで幅広く紹介

かっこいい車

2000年代から車のデザインが大きく変わり、丸みを帯びたデザインが主流となりました。それによりデザインでライバルに遅れを取っていたアウディやレクサスなどがアイデンティティを確立します。この記事では2000年代後半以降のかっこいい車トップ9を紹介していきます。

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目次

第9位マセラティ・クアトロポルテ スポーツGTS(2009-2013)

マセラティ かっこいい

Wikipediaより出典

クアトロポルテはマセラティの顔となっているモデルです。スポーツGTSはフェラーリ製V8 4.2Lエンジンをベースにした4.7Lエンジンを搭載し、フェラーリに匹敵するサウンドを手に入れました。ライバルのスポーティなセダンとの大きな違いは、乗り心地や多少の居住性を犠牲にまでして手に入れたデザインです。4ドアセダンでありながら極端にノーズが低く、リヤドアからテールにかけて絞られたデザインをしています。どの角度から見ても無駄がなく、1流アスリートのように引き締まったボディが大きな特徴です。

クアトロポルテには以前からSやスポーツGTというグレードがありますが、2009年のマイナーチェンジで追加されたスポーツGTSは特別なデザインが与えられます。グリルやウィンドウサラウンドがブラック、ヘッドライト内部はダークブルーとなり、トライデントエンブレムの一部が赤に変更されました。2013年にフルモデルチェンジが行われ、エンジンはターボのみとなり、ボディが大型化します。しかし、人気だったスポーツGTS相当のグレードが無くなったため、中古車の価格が沸騰する事態となるほど人気がありました。

マセラティ かっこいい

Wikipediaより出典

第8位レクサス・LC500(2017-)

レクサス LC

Wikipediaより出典

2012年に開催されたデトロイトモーターショーで突如発表された「LF-LC」というコンセプトカーがモチーフになっています。2016年にLF-LCとほぼ変わらないデザインで登場し、世界中で大きな話題となりました。LF-LCから多少幅が狭くなったものの、LFAを除く今までのレクサスにはなかったワイド&ローなデザインは、多くの輸入車オーナーの関心を引きます。逆三角形のヘッドライトレンズにより立体となったスピンドルグリル、日本刀のようなCピラーなど、時代に取り残されない斬新なデザインです。

スイッチが多く、どこかトヨタの高級車を彷彿とさせていたインテリアも斬新なLCに似合ったデザインが採用されます。レクサスのインテリアは左右対称が基本でしたが、LCはセンターコンソールが左右非対称です。木目を使わずアルカンターラを使用したり、デザインを優先してカップホルダーを1つしか付けなかったりと思いきっています。2010年からダウンサイジングエンジンが主流となりますが、ライバルがターボやスーパーチャージャーに変更する中、レクサスはLC500にNAのV8 5.0Lエンジンを載せました。

第7位アストンマーティン・DB11(2016-)

アストンマーティン DB11

Wikipediaより出典

2013年に100周年を迎えたアストンマーティンが、次世紀に向けた新型車計画の第一弾として発表されたのがDB11です。大成功を収めたDB9の正式な後継モデルであり、アストンマーティンの量産車で初めてターボエンジンを載せたモデルでもあります。過去のDBシリーズと同じくロングノーズからトランクにかけて流れるライン、007スペクターに登場したDB10と同じホイールなどアストンファンが納得する仕上がりです。DB9に比べて車高が9ミリ高い分、全幅は15センチも広がっています。

インテリアはアストンマーティンの特徴でもあった反時計回りのタコメーターが時計回りとなり、スピードメーターと一体化しました。メーターは全てTFT液晶、中央のモニターに映るメニューやナビはメルセデスベンツと同じものです。これはメルセデスベンツの親会社であるダイムラー社がアストンマーティンの株式を5%保有しているため実現しました。V8モデルにAMGエンジンが搭載されているのも同じ理由です。DB11は乗り心地のいい高級GTカーでありながら、スーパーカーにも匹敵する性能を持ち合わせています。

第6位アウディ・RS7 スポーツバック(2013-)

アウディ RS7

Wikipediaより出典

メルセデスベンツCLSクラスが、2005年に4ドアクーペという新しいジャンルに挑戦し大成功を収めました。しかし、業績が右肩上がりのアウディが黙って見ているわけありません。密かにA6をベースにした4ドアクーペのA7スポーツバックを開発していたのです。ジャンルは4ドアクーペですが、パナメーラハ同じくハッチバックタイプとなります。A7をパワーアップさせたS7を、Quattro GmbH(現Audi Sport GmbH)の手によってなお一層パワーアップさせたのがRS7です。前後バンパーのエアダクトが大きくなり、マフラーエンドは拳一つが入るほど太くなります。

ホイールはRS7専用の21インチとなり、ブレーキはオプションで強力なセラミックブレーキを選ぶことができます。RS7一番の魅力は、ランボルギーニ・ミウラを参考にしたと言われているエクステリアデザインです。特にサイドから見たテールライト周辺のデザインはミウラとそっくりで、あらゆる評論家からの評価がいまいちだったライバルの4ドアクーペと違い、高評価を得ています。フェイスリフトではA8に先行導入されていた最先端のLEDヘッドライトが付いており、さらにかっこいい車となりました。

第5位ロールスロイス・レイス(2013-)

ロールスロイス レイス

Wikipediaより出典

2019年現在に新車販売されているクーペの中で、一番巨大なモデルがロールスロイス・レイスです。ゴーストをベースに2ドア化したこのモデルは、全長が5280ミリもあります。ロングホイールベースを謳うレクサスの5代目LSとほぼ同じで、リヤシートの足元はマークXと同程度のスペースが確保されているほどです。ロールスロイスのアイデンティティであるパルテノン神殿を模したグリルですが、ファントムやゴーストと比べてクロームの部分が少なめになっています。そのため、フロントが無駄に強調されることなく、優雅で美しいボディを引き立てているのです。

ロールスロイスはかっこいい車ばかりを作っているメーカーではありません。ファントムクーペを古風な3ボックス型にしていたり、カリナンのバンパー下部を未塗装の樹脂にしたりと利便性が優先されています。しかし、レイスのルーフはトランクの先端までなだらかな傾斜になっており、後方視界よりもデザインが優先されました。ロールスロイス史上最もスポーティでかっこいいモデルです。ちなみに、レイスのオープン版もあり、そちらはドーンという名前が与えられています。

2019年現在に新車販売されているクーペの中で、一番巨大なモデルがロールスロイス・レイスです。ゴーストをベースに2ドア化したこのモデルは、全長が5280ミリもあります。ロングホイールベースを謳うレクサスの5代目LSとほぼ同じで、リヤシートの足元はマークXと同程度のスペースが確保されているほどです。ロールスロイスのアイデンティティであるパルテノン神殿を模したグリルですが、ファントムやゴーストと比べてクロームの部分が少なめになっています。そのため、フロントが無駄に強調されることなく、優雅で美しいボディを引き立てているのです。

ロールスロイスはかっこいい車ばかりを作っているメーカーではありません。ファントムクーペを古風な3ボックス型にしていたり、カリナンのバンパー下部を未塗装の樹脂にしたりと利便性が優先されています。しかし、レイスのルーフはトランクの先端までなだらかな傾斜になっており、後方視界よりもデザインが優先されました。ロールスロイス史上最もスポーティでかっこいいモデルです。ちなみに、レイスのオープン版もあり、そちらはドーンという名前が与えられています。

ロールスロイス レイス

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第4位アストンマーティン・ヴァンキッシュ(2012-2018)

アストンマーティン ヴァンキッシュ

Wikipediaより出典

ヴァンキッシュはアストンマーティンのフラッグシップとして、2012年にDBSの後継モデルとして登場しました。DBSと同じくカーボンボディですが、DBSがデビューした当時では不可能だった深い抉りやトランクと一体化したスポイラーなど新たな試みが見て取れます。特にフロントフェンダーの抉りは、アルミボディやスチールボディでは別パーツとして作らなければ不可能な造形です。フロントバンパーの一部はクリア塗装だけなので、カーボンがむき出しになっています。また、オプションでミラーやボンネットもクリア塗装に変更できました。

アストンマーティンは小さな会社で資金も少ないため、DB9やヴァンテージと多くの内装部品を共有しています。フラッグシップのヴァンキッシュは例外で、差別化のためセンターコンソールをタッチパネル化(後に全車種へ流用)しました。ドアパネルやシートはヴァンキッシュ専用のキルティングが施されます。2016年にはヴァンキッシュSが登場し、さらにハイパワーとなりスーパーカー並のスペックを誇ります。後継車はまたDBSの名前に戻りますが、ヴァンキッシュは2020年代前半にミッドシップスーパーカーとして復活が決まりました。

第3位メルセデス-AMG・S63/S65 クーペ(2014-)

メルセデス-AMG・S63/S65 クーペ

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2013年にコンセプトSクラスクーペを発表、翌年ほぼそのままの形でSクラスクーペがデビューしました。Sクラスクーペの歴史はSEC→Sクラスクーペ→CLクラスという順で、中でもCLクラスという名前は約18年間も使われています。Sクラスクーペに戻ったのは、メルセデスのフラッグシップであるSクラス(セダン)の派生であるからです。また、クラスが多すぎてわかりにくいという苦情もあったため、クラス再構築の一環でもあります。SクラスクーペのAMGモデルは多くの専用装備が与えられ、エントリーグレード(当時)のS550よりスポーティながら快適性もアップしています。

目玉はカーブに入ると車体を傾け、ロールを減らす「カーブ・チルティング・ファンクション」です。FRモデル専用装備なので、当初はS65専用でしたが、翌年にS550のFRが登場したためS63以外は選べるようになりました。ヘッドライトはスモールとウインカーがスワロフスキーになっており、AMGモデルのみのオプションです。また、S65はバンパー開口部のメッシュとグリルのメッシュがクロームになり、ブラックのS63と比べてエレガントになっています。

メルセデス-AMG・S63/S65 クーペ

Wikipediaより出典

第2位BMW・M6 グランクーペ(2013-2019)

BMW・M6 グランクーペ

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6シリーズグランクーペはアウディのA7と同じく、4ドアクーペの波に乗る形で登場しました。CLSやA7と大きく違うのはプロポーションです。6シリーズはトランク部分がないため、クーペらしさがなくハードトップセダンのような雰囲気を持っています。それでも5シリーズや7シリーズと比べると全高が低いため、同じ4ドアでもスポーティに見えるデザインです。CLS63 AMGやRS7スポーツバックに対抗するM6グランクーペは、より低いバンパーにグラフィカルなホイールが装備されている他、オプションでカーボンセラミックブレーキを装着可能です。

M6グランクーペのデザインはBMWファンだけでなく、ライバルメーカーのファンからも支持されています。2010年以降のBMWのデザインに辛口な元トップギアの司会者も手放しで褒めるほどです。とても人気がありましたが、5シリーズグランツーリスモが6シリーズに、6シリーズが8シリーズに移行されるため、M6グランクーぺは1代のみとなってしまいました。

BMW・M6 グランクーペ

Wikipediaより出典

第1位アストンマーティン・DBS スーパーレッジェーラ(2018-)

アストンマーティン・DBS スーパーレッジェーラ

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2018年に生産終了したヴァンキッシュの正式な後継モデルです。今まではフルモデルチェンジごとにヴァンキッシュとDBSの名前が入れ替わっていましたが、今後FRスポーツカーにヴァンキッシュの名前が使われることはありません。スーパーレッジェーラという名前は1969年のDBSにも付いていました。ベースはDB11でエンジンはV12のみ、ヘッドライトは小さくなり、前後バンパーが大型化されています。テールライトも大きく変更され、左右のランプとも横一列になりました。アストンマーティンはかっこいい車を作り続けるメーカーであり、どのモデルも可能な限りコストをかけてきた歴史があります。

DBSスーパーレッジェーラは一見た目がDB11のようであるものの、細部はもちろん、シートデザインやルーフデザインもオリジナルで作られています。One-77やヴァルカンなど限定車を除き、アストン一である725馬力ものパワーを発生させるV12エンジンを積んでいます。DB11よりかなり高価ですが、その分多額のコストが掛かっている超高性能車です。

利便性を犠牲にした車はかっこいい

ランクインした車はクーペや4ドアクーペが中心となりました。クーペは利便性を犠牲にし、ファミリーカーでは採用できないグラマラスな処理や、空力性能を限界まで高めたデザインを取り入れることができます。特にリアが窄まっていたり、リヤガラスを寝かせすぎたりして視界が悪くなっているので、トランクも狭くなっています。それでもクーペは、いつの時代も車好きが憧れる優雅な車と言えるでしょう。

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